能登復興のカギは「AI」に...

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能登復興のカギは「AI」にあり!?「生成AI勉強会」を開催しました

2025年12月12日(金)、能登官民連携復興センター主催による「生成AI勉強会」を開催しました。本勉強会は、センター連携先の中間支援組織やその支援先団体・事業者を対象に、クローズド形式で実施。和やかな雰囲気の中で、学びを深める時間となりました。

 

 

 

開催の背景は「能登の人手不足をなんとかしたい」

震災後の能登では、人口減少や担い手不足が加速する一方で、業務は増大しており、現場では「人が足りない」「業務が回らない」といった切実な声が多く聞かれます。こうした状況を背景に、「実務を支える相棒」としてどのように活用できるのかを学ぶ機会として、本勉強会を企画しました。

 

 

講師は、LINEヤフー(株)で防災・災害対応に携わりつつ、当センター職員としても活動する安田が務めました。

 

基礎から実践まであっという間の2時間

勉強会は、座学と実践を組み合わせた2時間構成で実施しました。

 

【前半】生成AIを知る 

アイスブレイクの後、まずは基礎知識を共有。ChatGPTやGeminiなど主要ツールの特徴などを話し、「どのAIを、どの業務で使うと効果的か」を説明しました。続くデモでは、プロンプト(指示文)ひとつでAIの回答が劇的に変わる様子を、実際の操作画面を通して体感しました。

 

【後半】実際に使ってみる

議事録や補助金申請書の作成など、具体的な活用事例を紹介。グループワークでは「音声の文字起こしとAIを組み合わせた議事録作成」などに挑戦しました。日頃の業務課題に対し「ここまでできるのか!」という具体的な解決のアイディアが次々と生まれ、有意義な時間になったと思います。

 

 

最後に講師の安田より、「生成AIは責任を代替するものではなく、意思決定を支える相棒。使いこなす側の成長も必要」というマインドセットを共有し、会を締めくくりました。

 

参加者からは「心理的ハードル」が「期待」に変わったとの感想も

当日参加された方からは、理解が深まり「これで心置きなく使えます!」と話される方もいらっしゃいました。

アンケートでは、全員が「次回も参加したい・同僚に勧めたい」と回答。 

また、

  • 「実務の使い方が具体的にイメージできた」
  • 「心理的ハードルが下がった」

といった声もありました。

一方で「もっと時間が欲しかった」という意見も出るなど、関心の高さがうかがえる満足度の高い会となりました。

 

今後は第2弾も検討中!

今回の勉強会を通じて、生成AIは地域の中間支援や現場業務を支える実用的なツールになり得ることを、参加者の皆さんと共有できたと感じています。

今後は、今回のフィードバックを参考に、第2回の開催も検討していきたいと考えています。